科学技術継承財団について

非営利型 一般財団法人 科学技術継承財団
Science and Technology Inheritance Foundation (SCITECH)

科学技術継承財団は、人類が生み出してきた科学技術の成果を広く収集・保存・研究・活用することを目的として設立されました。
過去の科学技術の成果、そしてこれらに関わった人々の苦心と工夫の物語を次世代に継承します。子供たちが科学技術に触れる機会を増やし、彼ら彼女らの学習を支援することで未来を豊かにする技術者を育てます。
過去の成功と失敗の物語からの学び、新たな着想の場を提供することで、未来の科学技術と文化の発展に貢献します。

ビジョン

新団体として日本最大規模の博物館としてスタートすることが出来ました。欧米には、巨大なコンピュータ博物館が在りますが、日本には公開されたコンピュータ博物館が無かったという事が、長い間、コンピュータ業界、情報処理学会関係者にとって、悔しい思いとなっていました。新拠点への移転の目途が立ち、公開されたコンピュータ博物館を日本にも作るという夢が叶います。この新拠点は、リタイア世代から、小学生まで、多くの方が集まり、学び、体験し、交流する場になります。

コンピュータ博物館は、歴史的な機材が展示されて、それを懐かしむリタイア世代が遊びに来る施設という一般の理解が有ります。これは大きな間違いで、欧米のコンピュータ博物館も、マイコン博物館も、次の世代が学習する場です。ここで、知識のピラミッドの底辺をしっかりと作ると、将来、大活躍する技術者に育つ事ができます。全国の子供達にオンラインで学習コンテンツを配信しますが、地の利がある、青梅市近隣の子供達は毎日のように遊びに来る事ができます。

技術学習の場として小中学生、高校生を集めて、体験学習の機会を設けています。小学生でも、考える事で理解できる、初歩の模型工作や、初歩の電子工作から始めて、技術者としての思考力、直観力「勘」を育てています。子供達に学習体験を提供するには、良質な体験教材が必要です。現在増えているロボット教室の教材やプログラミング教室の教材だけでは、本当に必要な基礎知識が得られないと考えています。技術者としての思考力、直観力「勘」を育てて、本当に必要な基礎知識を得られる、オリジナルな学習教材を色々なレベルに合わせて、多数作り、子供達に提供したいという遠大な構想を考えています。

吉崎 武 代表

一般財団法人 科学技術継承財団
代表理事 吉崎 武

法人概要

法人概要、財団の目的、事業内容はこちら

通信販売(特定商取引)に関する法律に基づく表示はこちら

沿革

1950年代技術雑誌から多くの知識を学んだ代表理事の吉崎が愛読した技術雑誌を大切に残す保管活動を開始
1960年代模型作りと無線技術体験から多くの技術を学んだ代表理事の吉崎が愛用した模型と無線機を大切に残す保管活動を開始
1970年代「月刊アスキー編集長だった代表理事の吉崎が月刊アスキーの編集作業で利用した私物のマイコンを大切に残す保管活動を開始」
月刊アスキーの毎月の販売部数を、2000部から10万部に増やして、人気パソコン雑誌とした。
月刊アスキーの読者は、中学生、高校生、大学生が半数以上だった。学生読者の多くは技術系の仕事に就いている。
1980年代代表理事の吉崎が日本で3番目のCGプロダクションを設立。
ピクサー社(オーナー:スティーブ・ジョブズ氏)よりCG用スパコン「PIXAR」の提供を受ける。
主要制作CG:脅威の小宇宙「人体 CGシーン」、劇場版AKIRA CGシーン、フジTVプロ野球ニュースオープニングCG、同 F1オープニングCG
2011年11月       代表理事の吉崎が交流があったスティーブ・ジョブズ氏の死去を知り、同氏の本当に自分の遣りたい事を進める姿を再認識。
コンピュータの基礎技術を学ぶ事をテーマにした学習用マイコンの開発を決意。技術雑誌専門図書館とマイコン博物館の開設を構想。
2012年02月株式会社 技術少年出版を設立 学習用マイコンの開発を開始
2015年12月技術雑誌専門図書館という日本で初めての試みを実現するためのクラウドファンディングをREADYFORにて開始。
「『100年分8千冊の技術雑誌を集めた「夢の図書館」を公開したい!』クラウドファンディングが成立。
「READYFORサイト  https://readyfor.jp/projects/DREAM_LIBRARY
2016年01月八王子市高尾にて「夢の図書館」を仮オープン 8千冊の技術雑誌を公開
2017年05月青梅市の新拠点を契約 「マイコン博物館」「模型とラジオの博物館」オープン準備
2017年08月八王子市から青梅市へ移転開始。膨大な雑誌と機材の整理と展示準備を行う
2018年01月青梅市新拠点にて「夢の図書館」仮オープン。所蔵数:2万冊
2019年02月「夢の図書館」「マイコン博物館」「模型とラジオの博物館」正式オープン。所蔵数:3万冊
2020年04月小中学生向けの技術セミナーを開始(ハイテックラボ構想の準備を兼ねる)
2022年08月小中学生向けの技術セミナーを本格開催(ハイテックラボ構想の準備を兼ねる)
2023年02月長期的な運営を行えるようにするため財団法人 科学技術継承財団を設立
2023年03月情報処理学会より「分散コンピュータ博物館」の認定を受ける

決算公告

第一期決算(2023年9月)以降に決算報告を掲載します。

協力団体・企業

公益財団法人青梅佐藤財団

株式会社技術少年出版

CoderDojo青梅

Rainbow Room (特定非営利活動法人 青梅の虹any)

情報処理学会 分散コンピュータ博物館

俯瞰工学研究所